オーケストラ・トリプティーク団員

指揮 水戸博之   
コンサートマスター 三宅政弘   
ヴァイオリン    荒井智子 小形真奈美  柿沼麗子  迫田圭
加藤美菜子  田口雅人  知見寺武  内藤歌子
藤代優意 三瀬俊吾*  
ヴィオラ  伊藤美香  髙橋奨  星光  米納真妃子
チェロ  任炅娥   竹本聖子  
コントラバス  佐藤洋嗣 山本昌史
フルート   高本直   向井理絵*  

オーボエ

石塚陽子 平田暢   
クラリネット   古川邦彦    宮前和美
ファゴット   宮部貴絵   秋山富義
ホルン 本田史由記    
トランペット 野呂紀之
トロンボーン   山本靖之*   鯖瀬真義 
打楽器 岩見玲奈   日比彩湖
ピアノ 藤井麻理  
エレクトーン 竹蓋彩花   
音楽プロデューサー 西耕一  

五十音順、*は首席奏者

常任指揮者

水戸博之・みとひろゆき

東京音楽大学、及び同大学大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。

在学中、サントリーホール主催レインボウデビューコンサート21に出演。千葉県東総文化会館「東総の第九」にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラを指揮。

これまでに京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団等に客演。副指揮として日生劇場、藤原歌劇団のオペラ公演に参加。 また、東京混声合唱団とも共演を重ねており、定期演奏会の他、文化庁主催の巡回公演を指揮する。 

現在、オーケストラ・トリプティーク常任指揮者、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス、八王子ユース弦楽アンサンブル副指揮者。

また、NHK交響楽団よりパーヴォ・ヤルヴィ氏のアシスタントに任命され、ヤルヴィ氏が指揮する同団の公演に携わった。

 

コンサートマスター

三宅政弘・みやけまさひろ

兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。

 

ヴァイオリン

荒井智子・あらいさとこ

東京音楽大学付属高校・同大学を経て同大学院修了。ヴァイオリンを景山誠治、浦川宜也の両氏に、室内楽をD.フェイギン氏に、ヴィオラを百武由紀氏に師事。東京音楽大学付属高等学校非常勤講師。東京音楽大学付属幼稚園助手。東京音楽大学教職課程管弦楽指導助手。

 

小形真奈美・おがたまなみ

 5歳よりヴァイオリンをはじめる。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学を卒業。洗足学園音楽大学大学院を首席で卒業、併せてグランプリを受賞。2008年パリ・エコール・ノルマル音楽院にて最高演奏課程ディプロムを、2009年コンサーティスト課程ディプロム(ヴァイオリンソロ、室内楽)を審査員全員一致を以て取得。第14回、第16回かながわ音楽コンクール入賞。第2回ヨコハマ ザハール・ブロン ヴァイオリンセミナー受講。第6回江藤俊哉ヴァイオリンコンクールにて第一位受賞。同年、東京交響楽団と共演。第4回大阪国際音楽コンクールにてエスポワール賞受賞。プロジェクトQ・第4章に、クァルテット・フォンターナで参加、第1ヴァイオリンを務める。2006年、洗足学園音楽大学大学院ガラコンサートで洗足フィルと共演。国内、海外問わず、数々の講習会に参加、選抜者による修了演奏会などに出演、また奨学金などを得る。これまでに、繁桝百合子、霜佐紀子、ザハール・ブロン、ヨハネス・マイッスル、ライナー・キュッヒル、梅津南美子、梅津美葉、マリー・クロード・トゥヴニーの各氏に師事。室内楽を岡田伸夫、北本秀樹、原田幸一郎、菅沼準二、ジュヌヴィエーヴ・マルティニーの各氏に師事。 

加藤美菜子・かとうみなこ

東京音楽大学卒業、同大学院修了。2013年、2014年と勉強のため夏は渡仏、Christophe Quatremer氏の夏季マスタークラスを受講。フランスのFugato academy festival 2013にて第3位入賞。弦楽アンサンブル「まちかど室内楽団」コンサートマスターとして、地元埼玉県のまちかどで演奏活動を行う他、ピアノトリオ「浅間山重奏」としても2014年軽井沢大賀ホールで演奏会を行い、長野県の森の中で活動中。クロスオーバーバンド『Blue☆Rose』や、様々なシンガーソングライターのサポートで、都内のあちこちのライブハウスに出没している。

東京室内管弦楽団ヴァイオリン奏者。

柿沼麗子・かきぬまれいこ

東京音楽大学卒業。同大学院修士課程及び英国王立音楽院ポストグラジュエイト・ディプロマを首席で修了。東京音楽大学在学中、特待生奨学金および特別短期留学奨学金を得る。英国王立音楽院への特別短期留学を経て、同音楽院より奨学金を得て留学。英国王立音楽院修了時「Dip. RAM」受賞。英国及び日本にてリサイタルを開催、また、フリーランス奏者としてこれまでにBBCスコティッシュ交響楽団、BBCウェールズ交響楽団、イングリッシュ・ナショナル・オーケストラ、アンサンブル・ムジクス、ヴェルダンディ・カメラータ、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団等で演奏。これまでにヴァイオリンを故・伊達良、山岡耕筰、大谷康子、浦川宜也、宗倫匡、モーリス・ハッソン、室内楽を浦川宜也、ジークムント・ニッセルの各氏に師事。2008~2016年洗足学園音楽大学演奏補助要員及び洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団団員。2017年いしかわミュージックアカデミー公式通訳。現在、Yokohama International Schoolアンサンブルコーチ、英国王立音楽院日本オフィス代表を務める。 

迫田圭・さこだけい

東京音楽大学大学院に給費奨学金を得て入学、修了。

東京音楽大学コンクール入選、第28回市川市新人演奏家コンクール弦楽器部門最優秀賞。サントリーサマーフェスティバルの芥川作曲賞選考演奏会ではソリストを務める等、精力的に活動している。

現在、おーけすとら・ぴとれ座コンサートマスター。東京音楽大学ピアノ伴奏科演奏助手。

田口雅人・たぐちまさと

宮城県生まれ、岩手県育ち。東京音楽大学卒業、同大学院修了。これまでにヴァイオリンを渡辺めぐみ、瀬戸瑶子、藤原浜雄、ヴィオラを百武由紀、室内楽を浦川宜也の各氏に師事。第7回日本演奏家コンクール弦楽器部門第3位、第18回レ・スプレンデル音楽コンクール室内楽部門第3位。Asia Youth Orchestra 2003、Pacific Music Festival Orchestra 2007に参加。在京プロオーケストラにエキストラとして出演。2017年まで日本大学芸術学部臨時職員。Rayrow Quartetメンバー。練馬区演奏家協会会員。

知見寺武・ちけんじたける

東京音楽大学付属高校、東京音楽大学、同大学院を卒業。在学中から数々の学内演奏会に出演。また学内外の作曲家、木山光、川上統、山本和智らの作品を初演してきた。古典から現代まで幅広いレパートリーを持つが数が少ないのが悩み。最近はラストサムライを目指しており、冷たい視線を浴びながら髪を伸ばすなど、報われない努力をしている。見た目の割に普通な人だと言われるのが少し嬉しい。コンクールに挑戦してみたいと言いながらいい年になってしまった事を後悔していることにしている。 

内藤歌子・ないとううたこ

埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科、東京音楽大学を経て、同大学科目等履修生修了。第12回日本クラシック音楽コンクール大学の部最高位(審査員特別賞受賞)受賞。第1回レガシィヴァイオリンコンクールアンサンブルの部金賞、ヤマハ賞レガシィ賞受賞。第9回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール入選。ヴァイオリンを海野義雄、大谷康子、浅井万水美の各氏に、室内楽を苅田雅治、百武由紀、齋藤真知亜の各氏に師事。

藤代優意・ふじしろゆい

東京音楽大学・同大学大学院修士課程を経て、英国王立音楽院修了。東京音大在学中、同大学短期留学奨学生としてモーツァルテウム国際サマーアカデミー及び英国王立音楽院にて研鑚を積む。ライプツィヒ国際音楽アカデミーに奨学金を得て参加し、ライプツィヒ弦楽四重奏団によるマスタークラス及びトーマス教会コンサートで演奏。ロンドンマスタークラス修了。51st Collegium Musicum Schloss Pommersfelden Music Festivalに招待され、オーケストラ・室内楽コンサートシリーズに出演した他、東京音大主催ソロ室内楽定期演奏会、京都国際音楽学生フェスティバル、Charterhouse International Music Festivalガラコンサート、Lake District Summer Music Festivalメニューインコンサート、カークビーマーケットデイリサイタル等に出演。第4回全日本芸術コンクール第3位。トリトン・アーツ・ネットワーク主催アドヴェントセミナー2009コンサートミストレス。(財)地域創造・平成24年度公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業派遣アーティストに選ばれ、マルシェ弦楽四重奏団を結成。鹿児島県内各地でアウトリーチ及びコンサートに多数出演。第一生命ホールオープンハウス2013にてクァルテット・エクセルシオと共演。これまでにヴァイオリンを萩原耕介、故田中千香士、篠崎功子、大谷康子、海野義雄、リチャード・ディーキンの各氏に、室内楽を浦川宜也、山洞智、マイケル・デュセックの各氏に師事。http://catac.lix.jp/yui/ 

三瀬俊吾・みせしゅんご【セカンド首席】

東京音楽大学卒業後、桐朋学園大学院大学修了。篠崎功子、藤原浜雄、岡山潔の各氏に師事。第1回横浜国際音楽コンクール弦楽器一般部門第1位(2位なし)。同コンクールより奨学金を得、パリ・エコール・ノルマル音楽院へ留学。第6級研修課程及び室内楽のディプロムを取得。同音楽院にて、ドゥヴィ・エルリ、原田幸一郎の両氏に師事し、マスタークラスや音楽院内での演奏会などに出演。定期的に千々岩英一氏の指導も受け、パリでソロや室内楽、新作の演奏活動も行う。日本では「第1回室内楽-OTO- 三瀬俊吾のヴァイオリンとともに」に出演し7作品の新作を演奏。2010年帰国。各地でリサイタルを行う他、2010年には世界中の現代作品を紹介している「mmm...」を結成。同グループの東日本大震災義援音楽配信プロジェクト「ヒバリ」では国内外から現代音楽100作品を録音、ネット配信した。2011年には古典落語と現代音楽を取り上げた「淡座」、「室内楽 '70」の全委嘱作品を野口龍氏と共に再演する「リレーション '70」を結成。現在はソロや室内楽やオーケストラなど幅広く活動中。

 

ヴィオラ

伊藤美香・いとうはるか

北鎌倉女子学園高等学校音楽科ヴァイオリン専攻を卒業し、ヴィオラ専攻として東京音楽大学に入学。同大学院修士課程に給費特待生として入学し、在学中に特待生奨学金を得て、修士課程修了。くらしき作陽大学音楽学部研究生修了後、くらしき作陽大学音楽学部非常勤講師を務め、現在、尚美学園大学オーケストラ演奏員、日本人の作品を専門に演奏するオーケストラ・トリプティークの団長を務める。在学中から新作初演に積極的に取り組み、特に日本人作曲家の作品に力を入れる。2008年、別宮貞雄の《ヴィオラ協奏曲》を井上道義指揮によるオーケストラ・アンサンブル金沢と共演。2013年、水戸博之指揮によるオーケストラ・トリプティークの定期公演にて、西村朗の《ヴィオラ協奏曲》を演奏した際、好評を得る。2014年の同楽団の定期公演にて水野修孝の《ヴィオラ協奏曲》の初演も務め、この2作品はライブCDとしてスリーシェルズから発売された。2017年、第24回「四人組とその仲間たち」演奏会にて、西村朗の《無伴奏ヴィオラ・ソナタ第3番"キメラ"》を初演。2019年、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、東京オペラシティ文化財団主催リサイタルシリーズ「B→C」に出演。これまでにヴィオラを兎束俊之、室内楽を河合訓子、浦川宜也、ドミトリー・フェイギン、ヴァイオリンを鈴木稔、田尻かをり、大谷康子の各氏に師事。 

髙橋奨・たかはしすすむ【首席】

東京生まれ。東京音楽大学音楽学部ヴィオラ専攻を経て、洗足学園音楽大学大学院修了。これまでにヴィオラを兎束俊之、百武由紀、岡田伸夫、井野邉大輔の各氏に、指揮を上杉隆治氏に師事。2009年、ゲルハルト・ボッセ指揮ジャパンアカデミーフィルハーモニック参加。2011~17年、洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団に所属し、秋山和慶芸術監督の下で研鑽を積む。2012年より、オーケストラ・トリプティークの首席ヴィオラ奏者を務める。クラシックのみならず、Game Symphony Japanへの出演など、幅広い活動を行っている。チャージマン研!ライブシネマコンサートでは指揮を務める。 

星光・ほしひかる

3 歳よりバイオリンをはじめ久保田良作、久保良治、掛谷洋三、三戸康夫、ビオラを兎束俊之、 河合訓子、百武由紀、惠谷真紀子、室内楽を苅田雅治、浦川宜也の各氏に師事。武蔵野音大附属高校、東京音楽大学卒業。奨学金を得て東京音楽大学大学院入学、修士課程修了。在学中に留学生特別奨学金を得てザルツブルクモーツァルテウム サマーアカデミー参加 市川新人演奏会、江戸川新人演奏会優秀賞受賞、日本クラシック音楽コンクール一般の部全国大会で審査員特別賞受賞。

米納真妃子・よのうまきこ

東京音楽大学音楽学部器楽専攻(ヴィオラ)卒業。同大学院修了。これまでに、ヴィオラを河合訓子、百武由紀、ヴァイオリンを前澤均、室内楽を浦川宜也の各氏に師事。今井信子、ヴィルフリート・シュトレーレ、クロード・ルローン、川本嘉子、菅沼準二の各氏のマスタークラスを受講。ヴィオラスペース公開マスタークラスにてアレキサンダーテクニーク部門を受講。日本クラシック音楽コンクール大学の部、全国大会、特別審査員賞。現在、在京オーケストラ客演奏者として演奏活動を行う他、室内楽、後進の指導も行っている。

 

チェロ

任炅娥・いむきょんあ

宮城県仙台市出身。東京音楽大学器楽科を経て、同大学院科目履修修了。在学中、オーディション合格者による室内楽コンサートに出演。20092013年<ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン>の無料コンサートに出演。2014年に公開された福島・飯館村のドキュメンタリー映画「遺言~原発さえなければ~」の音楽演奏を担当。2017年、クラシックオーディション合格、新進音楽家コンサートに出演。現在、ソロ、室内楽、オーケストラ等で演奏する傍ら、後進の指導も行っている。またNPO法人いろはリズムのメンバーとして、教育機関、医療施設での演奏や音楽企画を行っている。これまでにチェロを山本純、勝田聰一、苅田雅治、ドミトリ・フェイギンの各氏に師事。 

竹本聖子・たけもとせいこ【首席】

福岡県出身。東京音楽大学卒業、同大学院修士課程修了。在学中に特待生奨学金を得る。チェロを秋津智承、森純子、堀了介、D.フェイギンの各氏に、室内楽を東彩子、苅田雅治、浦川宜也の各氏に師事。メロス カルテットのマスタークラスを受講。弦楽四重奏「目黒四重奏団」、現代音楽と江戸文化を取り上げるヴァイオリン、チェロ、三味線、作曲家によるグループ「淡座」メンバー。クラシックからミュージカル、現代音楽まで様々なジャンルの演奏活動を行っている。

 

 

コントラバス

佐藤洋嗣・さとうようじ【首席】

高校時代はエレクトリック・ベースを演奏し、卒業後コントラバスの魅力に触れ、転向。2006年、東京音楽大学卒業。現在は室内楽、オーケストラ、アルゼンチン・タンゴなどを演奏し、ソロに於いてもコントラバスの新しい可能性を探りながら演奏している。京都・国際音楽学生フェスティバル、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)、メキシコでのモレリア音楽祭など国内外の音楽祭に参加。アンサンブル・ノマド、シュテルン・クインテット、オルケスタ・ティピカ・パンパのメンバー。山野楽器講師。2011年度バンドジャーナル誌に於いてワンポイントレッスンを連載。2012年、東京オペラシティ・リサイタルホールでリサイタルを開催。

 

山本昌史・やまもとまさし【首席】

 コントラバスソロを活動の中心に、現代作品、即興演奏に意欲的に取り組む。再演の少ない作品の復活と継承を自らの使命と課す一方、国内外の作曲家への委嘱も積極的に行い、コントラバス独奏曲のレパートリー拡大に努める。独創的な企画はこれまでに、静岡音楽館AOIとの共同主催事業や、神奈川県立音楽堂「紅葉坂プロジェクトvol.2」、日本現代音楽協会主催「ペガサス・コンサートvol.VI」などに採択されている。近年はポーランド、ドイツ、フランスにてコンサートを行うなど活躍の場を広げる。2023年ダルムシュタット夏季現代音楽講習会にて、クラニッヒシュタイン特別賞受賞。2024年無伴奏ソロ2種類のプログラムによる三日間4公演『アンプラグドシアター』を主催し、全公演満席、佐治敬三賞推薦コンサートにも選出され好評を博す。ソリストとして、森田泰之進作曲のコントラバス協奏曲を初演。また、自作曲が、国際コントラバス奏者協会(ISB)主催「デイヴィッド・ウォルター作曲コンクール」コントラバス&エレクトロニクス部門にて、同部門日本人初となるグランプリを受賞。2025年アメリカ・フロリダでのコンベンションにて受賞作品が再演されるほか、演奏家としても招聘されリサイタルを開催。また、ワルシャワの現代音楽祭「AżTak Festival」にて、現地作曲家による作品初演を含むソロ・リサイタルを行う。静岡県掛川市出身。東京藝術大学音楽学部別科修了。NATSUMENベーシスト。

フルート

高本直・たかもとなお

香川県高松市出身。東京音楽大学卒業、同大学院修士課程修了後、ドイツ・ハンブルク国立音楽演劇大学大学院において研鑽を積む。留学中、ユーディ・メニューイン音楽財団、よんでん文化振興財団より奨学金を得る。第11回びわ湖国際フルートコンクール入選、第14回フリードリヒ・クーラウ国際フルートコンクールセミファイナリスト。その他、小澤征爾音楽塾オーケストラ・プロジェクト、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、日本やドイツにてソロ・リサイタルなど様々な演奏会に出演。Ensemble Ästeメンバー。フルートを岩崎範夫、細川順三、三上明子、ハンス=ウド・ハインツマンの各氏に師事。ソロ・室内楽を中心に、現代の作曲家による新曲演奏やスタジオワークなど幅広く活動を行う他、ムラマツ・フルート・レッスンセンター講師として後進の指導にも力を注いでいる。

向井理絵・むかいりえ【首席】

高松第一高等学校音楽科を経て、東京音楽大学卒業。同大学院修士課程修了。院在籍中にティーチングアシスタント、同大学付属高校吹奏楽指導助手を、卒業後は東京音楽大学非常勤助手を務める。特別奨学生として奨学金を得てザルツブルクモーツァルテウム音楽院サマーアカデミーに参加、ペーター・ルーカス・グラーフ氏のクラスを修了。全日本学生音楽コンクール奨励賞受賞。全四国音楽コンクール最優秀賞受賞。香川ジュニア音楽コンクール金賞、併せて四国新聞社賞を受賞。東京国際芸術連盟新人オーディション奨励賞受賞、並びにリサイタル出演。フルートアンサンブル「ザ・ステップ」メンバー。定期的にコンサートを開催、これまでに3枚のCDがリリースされている。フルートを細川順三、野口博司、工藤重典、藤村恵子の諸氏に師事。

 

オーボエ

石塚陽子・いしづかようこ【首席】

 北海道出身。愛知県立芸術大学卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美、コンセルヴァトワールディプロマ科を修了。第11回浜松国際管楽器アカデミーにてG.シュマルフス氏のマスタークラスを受講、講師推薦プレミアムコンサートに出演。

2007年ヤマハ新人演奏会に出演。第14回KOBE国際音楽コンクールにて奨励賞を受賞。尚美ミュージックカレッジ専門学校にて演奏助手を経て、現在は教育研究員をつとめている。オーボエを寺岡稔、和久井仁、浦丈彦、室内楽を村田四郎、原田綾子、中川良平の各氏に師事。 

平田暢・ひらたみつる

 東京音楽大学卒業。千葉県吹奏楽個人コンクールにてヤマハ賞受賞。東京音楽大学卒業演奏会に出演。別府アルゲリッチ音楽祭、霧島国際音楽祭、南道国際音楽祭(韓国)など国内外の音楽祭にオーケストラメンバーとして出演。

これまでにオーボエを広田智之、辻功、安原理喜、藪恵美子の各氏に師事。

現在フリー奏者としてオーケストラ演奏を中心に活動中。

 

 

 

クラリネット

古川邦彦・ふるかわくにひこ

鹿児島県出身。洗足学園音楽大学を優秀賞を得て卒業、同卒業演奏会出演。クラリネットを中島暢宏、濱中浩一、高橋知己、バスクラリネットを藤井一男の各氏に師事。F. フェネル、A. リード、J. バーンズ 各氏の指揮でシカゴ開催 Mid West Clinic 参加をきっかけにバスクラリネットをライフワークに据える。ソロリサイタル、室内楽、吹奏楽、オーケストラ等、全国各地において演奏活動と合わせ編曲活動、大学・音楽教室等での個人後進指導にも精力的に力を注ぐ。バスクラリネットの魅力と可能性を追求する CD 「スーパーバスクラVOL.1~4」、最新作『クリスマス・バスクラ』(小島録音)好評発売中。日本バスクラリネットコンクール審査員、実行委員。バスクラリネットアンサンブル【木炭】リーダー、■■■TRE NERA、木管アンサンブル《旅の縁》各メンバー。ミュージックスクールDa Capo、山野楽器クラリネット講師。 

 

宮前和美・みやまえかずみ【首席】

群馬県生まれ、神奈川県育ち、12歳よりクラリネットを始める。国立音楽大学音楽部器楽科クラリネット専攻卒業。在学中2002年・2005年霧島国際音楽講習会チャールズ・ナイディック、大島文子マスタークラス修了。2003年カヌルグ音楽講習会(フランス)にて故ジャック・ランスロマスタークラス修了。これまでにクラリネットを堀川豊彦、武田忠善の各氏に、クラリネット・バスクラリネットを野口琢磨氏に、室内楽を生島繁氏に師事。「ハーツ・ウィンズ」「オーケストラ・トリプティーク」クラリネット奏者。平山音楽院クラリネット講師。鎌倉ジュニアオーケストラ、森村学園管弦楽部クラリネットトレーナー。洗足学園中学・高等学校非常勤講師助手。第10回クラリネットアンサンブルコンクール一般A部門3位入賞。「Composonority TIAA全日本作曲家コンクール入賞者による作品集vol.3」にバスクラリネットでソロ収録参加。アレクサンダー・テクニークをジェレミー・チャンス、バジル・クリッツァー氏他に学び、アレクサンダー・テクニーク教師免許を取得。「演奏家の役に立つ」を目指し管楽器向けのレッスンを開始し、ヤマハミュージック札幌店やノナカ・ミュージックハウスにてセミナーを開催。吹奏楽やオーケストラでの演奏活動、セミナー開催、指導などフリーで活動中。 

 

ファゴット

宮部貴絵・みやべきえ【首席】 

埼玉県出身。武蔵野音楽大学卒業。第7回日本アンサンブルコンクール室内楽部門優秀演奏者賞、全音楽譜出版社受賞。レインボウ21サントリーホールデビューコンサート2008に出演。桐朋学園大学音楽学部嘱託演奏員、埼玉県立芸術総合高等学校非常勤講師を経て、現在フリーランスとしてオーケストラや吹奏楽、アンサンブル等の演奏活動を行っている。これまでにファゴットを岡崎耕治氏に師事、吉田將、グスタヴォ・ヌネッツ、ヴァレンティーノ・ズッキアッティ、マルテ・レファート、向後崇雄の各氏のレッスンを受講。室内楽を吉田將、鈴木良昭、猶井正幸、岡本正之、亀井良信の各氏に師事。

 

秋山富義・あきやまとみよし 

東京都出身。18歳よりファゴットを始める。武蔵野音楽大学を卒業後、ドイツへ渡り研鑽を積む。ノルウェー国立スタヴァンガー音楽大学大学院修了。ファゴットと室内楽を岡崎耕治、ウーレ・クリスチャン・ダールの両氏に師事。

現在はフリー奏者としてNHK交響楽団や東京都交響楽団等、国内主要オーケストラへの客員出演や草津国際音楽祭への出演の他、リードメイキングの職人としても活動する。木管六重奏「Ensenble Tafel」、木管八重奏「オクテット・ハノーファー」各メンバー。

ホルン

本田史由記・ほんだふみゆき【首席】

 12歳の時よりホルンをはじめ、埼玉県立松伏高校音楽科、東京音楽大学器楽専攻ホルンを卒業。これまでにホルンを澤敦、守山光三、水野信行、日高剛、各氏に師事。日本ホルン協会主宰第二回日本ホルンコンクールにて入選。東京音楽大学を卒業後ホルンのフリーランスとして都内外オーケストラにエキストラとして出演するほか、吹奏楽、室内楽、スタジオ、ライブ、ミュージカルなどで活躍している。過去出演作品としては、ミュージカル「シラノ・ド・ベルジュラック」「ジキル&ハイド」「紳士のための愛と殺人の手引き」、映画「ソロモンの偽証」など、そしてオーケストラ トリプティークでは多くのライブ録音に参加している。クラシックやジャズ、ポップスなどのジャンルを問わないホルン奏者である。

 

トランペット

野呂紀之・のろのりゆき【首席】

東京都出身。桐朋学園大学卒業。ミュンヘン国立音楽大学修士過程修了。

2004年、第2回東京音楽コンクール金管部門第1位を受賞。

2006年、DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてミュンヘンに留学。2008年より5年間ドイツのシュレスビッヒ・ホルシュタイン州立歌劇場に在籍。現在は日本に拠点を移し都内オーケストラ、吹奏楽団、ミュージカルなど精力的に活動中。

ソリストとして、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団と共演。

これまでにトランペットを、田宮堅二、長谷川潤、ハネス・ロイビン、トーマス・キーヒレの各氏に、室内楽を佛坂咲千生、神谷敏、フランク・ブロードホルンの各氏に師事。金管五重奏Megane Brass Quintet主宰、金管合奏団八珍メンバー。

 

 

トロンボーン

山本靖之・やまもとやすゆき【首席】  

島根県出雲市出身。尚美学園短期大学卒業。東京芸術大学別科修了。尚美学園短期大学卒業演奏会出演。島根県高文連主催第29回高校音楽コンクール管楽器部門第二位。日墺文化連盟主催フィレッシュコンサート2002出演オーディション合格、出演。コンセールヴィヴァン主催第12回新人オーディション合格。2015年3月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。トロンボーンを井上順平、故 岡本繁邦、萩谷克己、喜多原和人、栗田雅勝、古賀慎治、各氏に師事。室内楽を喜多原和人氏に師事。現在、東邦音楽大学附属高等学校、附属第二高等学校非常勤講師、山梨トロンボーン倶楽部テクニカルアドバイザーを務め、後進の指導にあたる他、東京ウインドシンフォニカ、東京トロンボーンアーティスツ、エレガントトロンボーントリオ各メンバー、K-Sliding主宰として活躍している。 

鯖瀬真義・さばせまさのり

群馬県前橋市出身。武蔵野音楽大学卒業、バストロンボーンを井上順平、ジェイムズオーリンの各氏に、室内楽をタマーシュヴェレンツェイ氏に師事。ボストン大学タングルウッドインスティテュート、アジアユースオーケストラ参加。桐朋学園大学嘱託演奏員を経て現在フリーランスとしてオーケストラ、室内楽等で活動。エレガントトロンボーントリオ、Black & Blue fish Brass Brothers、等メンバー。

草加フィルハーモニー管弦楽団、等講師。 

 

 

打楽器

岩見玲奈・いわみれいな【首席】  

2009 年ザルツブルクにて行われた国際マリンバコンクールにて第1位受賞をはじめとし、2008年第25回日本管打楽器コンクール第1位、2007年ベルギー国際マリンバコンクールソロ部門第2位、2010年現代音楽演奏コンクール 競楽 X I” 3位・聴衆賞を受賞など国内外の多くのコンクールにて優秀な成績を収める。兵庫県高砂市出身。8歳よりマリンバを、16 歳より打楽器を始め、日ノ本学園高校音楽科から東京音楽大学器楽専攻管打楽器 (打楽器に進み卒業後、同大大学院の管打楽器研究領域を特別特待奨学生として修了。20102011年度 (  ) ロームミュージックファンデーション奨学生。これまでにソリストとして関西フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、ソフィアフィルハーモニー管弦楽団、航空自衛隊西部航空音楽隊をはじめとする、様々なオーケストラや吹奏楽団とマリンバ協奏曲を共演。現在ソロコンサートやディナーショー開催のほか、子供のためのコンサート、和楽器との共演や新作発表など、精力的に活動している。CD「ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス」土気シビックウインドオーケストラ Vol.14 にソリストとして参加し真島俊夫のマリンバ協奏曲「睡蓮の花」を収録。 2010年デビューソロアルバム CDThe WAVE」をCAFUAレコードよりリリース。 20179月岩見玲奈が作品のソリストをつとめるCD 「打楽器コンチェルト集」がスリーシェルズよりリリースされる。2020 REレコードよりソロアルバム「セレナータ・マリンバーナ」をリリース。兵庫県立芸術文化センターのワンコイン・コンサート2018の年間 No.1 アーティストに選ばれアンコールリサイタルに出演。 現在、大阪音楽大学特任准教授。

日比彩湖・ひびあこ

 3歳よりマリンバを始める。愛知県立明和高等学校音楽科を経て、東京藝術大学器楽科打楽器専攻卒業。第10回KOBE国際学生音楽コンクールA部門優秀賞。田久保裕一指揮、セントラル愛知交響楽団と共演。第40回、41回藝大定期室内楽に出演。merican Wind Symphonyのツアーにて、ソリストとしてマリンバコンチェルトを演奏。第1回Taiwan International Percussion Convention Competition Marimba Solo部門ファイナリスト。マリンバ曲集「マリンバ・フェバリッツ」をはじめとするCDやTVCM等の録音に参加する他、テレビ番組「題名のない音楽会」「ららら♪クラシック」等に多数出演。

現在ぱんだウインドオーケストラ、オーケストラ・トリプティーク、ならびにソニー・ミュージックエンターテインメント「STAND UP! CLASSIC」メンバー。

ピアノ

藤井麻理・ふじいまり

神奈川県鎌倉市生まれ。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学大学院修士課程修了。奨学金を得て、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院サマーアカデミー修了。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と室内楽を共演するなど、共演者としても活躍中。第46回 鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール 総合第1位、鎌倉市長賞、野村光一賞受賞。第17回 かながわ音楽コンクール 神奈川県教育委員会教育長賞受賞。第27回 ピティナピアノコンペティション コンチェルト部門 全国決勝大会 奨励賞受賞。第1回 Miyoshi Netピアノコンクール 第1位、カワイ賞受賞。他、受賞歴多数。現在、東京音楽大学、昭和音楽大学非常勤講師。

 

エレクトーン

竹蓋彩花・たけふたあやか 

千葉県船橋市出身。国立音楽大学附属高等学校、同大学演奏学科(電子オルガン専攻)を首席で卒業。同時に作曲コース、作曲応用コース修了。在学中、(財)明治安田クオリティオブライフ文化財団より奨学金授与。卒業時に武岡賞受賞。卒業演奏会、第25回電子オルガン新人演奏会に出演。2009年ジュニアエレクトーンフェスティバル全日本大会、高校生部門において金賞受賞。同年、ヤマハエレクトーンコンクール第5位。幼少のころからヤマハが主催するイベントに数多く参加する。2015年、エレクトーン演奏グレード2級取得。現在、演奏活動をする傍ら作曲、編曲などにも力を入れている。ヤマハ音楽院エレクトーン競演特別コース、一期生。

 

音楽プロデューサー企画・音楽評論

西耕一・にしこういち

日本の現代音楽評論と企画を専門とする。2004年より、日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズにて、伊福部昭や3人の会(黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志)を中心に演奏・CD化を行う。 これまでにNHK 、東京藝術大学、日本作曲家協議会、日本現代音楽協会等、放送局や研究機関の依頼による企画協力や、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京バレエ団、新国立劇場等のプログラム冊子執筆で評価される。 執筆雑誌は『音楽現代』、『音楽の友』、『邦楽ジャーナル』、『バンドジャーナル』、『New Composer』等。 近年の主な仕事として、セントラル愛知交響楽団による日本の管弦楽曲100周年企画選曲や東京フィルハーモニー交響楽団黛敏郎個展における論文のほか、『松村禎三 作曲家の言葉』(春秋社)や『黛敏郎の世界』(ヤマト文庫)の企画・編集、CD『松村禎三作品集』(Naxos Japan)解説などがある。 2014年伊福部昭の生誕100年を祝う「伊福部昭百年紀」シリーズをプロデュース、第3回、第4回「伊福部昭音楽祭」に関わる。2015年、「芥川也寸志生誕90年」「渡辺宙明卒寿記念」コンサートを行う。2016年には、「伊福部昭百年紀4」「黛敏郎個展」や日本合唱協会による「伊福部昭個展」(和田薫指揮)をプロデュース。


 

日本作曲家専門レーベル

スリーシェルズ